ハート型で見た目も可愛らしいモンステラはサトイモ科に属したつる性の植物です。ハワイ語では「水が湧き出る」という意味を持ち、希望の光を導く植物と言われておりハワイでは魔よけのお守りのような存在です。そんなモンステラですが育て方は難しくありません!モンステラを購入したけど、どう育てていいかわからない方やこれからモンステラを育ててみようと考えている方に基本的な育て方のポイントをわかりやすくご紹介します。
育てる基本のポイント
- 直射日光が当たる場所やエアコンの風が当たるような場所には置かない
- 水を与えすぎない
- 葉水を与える
直射日光が当たる場所やエアコンの風が当たるような場所には置かない
モンステラはジャングルに生育している植物のため、あまり日光が差し込まない場所で育っています。そのため直射日光に当たってしまうと葉焼けを起こしてしまうので、窓越しでもレースカーテンをして直接日光が当たらないようにします。
水を与えすぎない
モンステラの水やり頻度は決まっていませんが、土の表面が乾いてからが目安になります。与える際は鉢の底から水が出るほどたっぷりと与えます。与えた後は根腐れを防ぐために受け皿に溜まった水は捨てるようにします。
葉水を与える
モンステラは多湿を好む植物なので、こまめに霧吹きで葉水をしてあげると葉っぱがツヤツヤと美しく育ちます。またハダニやアブラムシの害虫防止にもなります。
モンステラの植え替えのポイント
モンステラの植え替え時期はいつ?
モンステラは成長が早く、育てていくと葉っぱの数が増え気根(空気中に茎や幹から伸びた茶色い根のこと)が伸び樹形が崩れてきたり、根詰まりを起こしやすくなります。根詰まりとは成長した根が鉢の中で渦巻き状になり新しい根を伸ばすことができない状態のことをいい、栄養を十分に吸収できなくなってしまいますので、1~2年を目安にひと回り大きい鉢に植え替えるようにします。植え替えるタイミングでモンステラを増やすことも可能です。植え替える時期は暖かくなる5月~9月頃、天気がいい日に行うのが適しています。モンステラが一番元気な時期のため植え替え後のダメージの回復も早いです。
モンステラの植え替えに必要なもの
鉢と受け皿を用意する
鉢の大きさは現在の鉢よりもひと回り大きく底に穴の開いている鉢を選ぶようにします。どうせ大きくなるからと欲張って大きい鉢を選ばないようにして下さい。大き過ぎる鉢に植えてしまうと、土の量が多くなり過ぎてしまい土中の水分を根が吸収しきれず常に湿った状態になるため根腐れを起こす原因となります。
植え替え用の新しい土
モンステラを植え替えるときに必要な土は水はけのよいものを選びます。自分で配合して作る方法もありますが、市販の「観葉植物用培養土」を使用するのがおすすめです。
鉢底石
鉢底石を入れることにより土の排水や通気性をよくする役割を持っているので根腐れ予防になります。
鉢底ネット
鉢の中の土や石が流れ出ないようにする目的と、害虫の侵入を防ぐ効果があります。
スコップ
スコップを使用する際にはできるだけ汚れを落としたきれいなものを使うようにします。
ハサミ
基本的には根っこは切りませんが、傷んだ根や黒ずんで枯れた根は切るようにします。
モンステラの植え替え方法
- モンステラを鉢から出し傷んでいる根っこを切る
- 新しい鉢に鉢底ネットを敷き鉢底石を入れる
- 新しい土を1/3ほど入れる(まんべんなく土が入るように鉢をトントンとゆすりながら入れていきます)
- モンステラを鉢の中に入れ土を入れていく(隙間ができないようにゆすりながらしっかり入れていきます)
- 植え替えが終わったら鉢の底から出るくらいたっぷりと水やりをする
植え替え後の管理
植え替えが終わったモンステラはデリケートになっています。直射日光が当たらないレースカーテン越しなど明るい日陰で管理するようにします。デリケートになっているモンステラですので肥料は与えないようにします。土が完全に乾いたらたっぷりと水をあげるようにして下さい。
まとめ
この記事では基本的な育て方のポイントをご紹介してきました。モンステラは初心者でも簡単に育てることができる植物の一つです。モンステラの葉は成長していく過程がとても楽しく、成長するにつれあの特徴的な切れ込みが入っていきます。新しい葉っぱが開くたびにどんな切れ込みが誕生するのか楽しみですね。